「新車を買ったらコーティングって必要なの?」
「高いコーティングをすればずっと綺麗に保てるんでしょ?」
…そんな風に思っていませんか?
こんにちは。ワックスウォッシュの川上です。
今回は“車を綺麗に保ちたい人”に向けて、コーティングの本当の役割と、本当にやるべき2つのことを、洗車のプロの視点からわかりやすく解説していきます。
結論:コーティングは「必須」ではない
まず結論です。
車を長く綺麗に乗るために、コーティングは必須ではありません。
実際、コーティングをしていなくても綺麗な車はありますし、逆に高額なコーティングをしても汚れている車もあります。
なぜそんな違いが出るのか?
それは「コーティングさえすればOK」と誤解している人が多いからです。
ダイエットと同じ?「キレイに乗る」は
手段が多すぎて迷う問題
「車を綺麗に保ちたい」という目標は、ダイエットと似ています。
筋トレ・ヨガ・糖質制限・ランニングなど色々ある中で、何が正解かわからず混乱してしまう。
車も同じで、ガラスコーティングや簡易コーティング、撥水や親水、機械洗車か手洗いか…と情報が溢れすぎて、「で、何したらいいの?」という状態になってしまうんです。
発想の転換:最悪の状態を避けるために何をする?
考え方を変えてみましょう。
「綺麗に保つ」ではなく、「最悪な状態を回避するには何をすべきか?」
この視点で考えると、やることはシンプルで明確です。
✅ やるべきことはたった2つ!
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汚れを溜めず、こまめに洗車すること
汚れたらすぐ洗う。手洗いでも機械でもいい。とにかく“放置しない”こと。 -
落ちなくなる前に、頑固な汚れを落とすこと
例えば水垢や鉄粉、油汚れなど。月に1回、最低でも3ヶ月に1回は除去を。
この2つを回し続けるだけで、コーティングがなくても車は綺麗に保てます。
よくある失敗談:高額コーティングしても汚れた例
川上の元には、こんな相談がよく来ます。
半年前に20万円のコーティングをしたけど、1年経ったらザラザラ・真っ白になった。
理由は「気が向いた時にしか洗車していなかった」から。
さらに販売店では、「気が向いたら洗ってください」「機械洗車はNG」としか言われなかったそうです。
正解はこうです。
「絶対こまめに洗ってください!」
「こまめに洗っても落ちない汚れはこの方法で落としてください!」
これを言わないまま高額なコーティングを勧めるのは、ユーザーが失敗する原因です。
コーティングの本当の役割とは?
「汚れから守るバリア」として捉えられがちなコーティング。
でも川上の考えは違います。
コーティングは、汚れと戦うための“補助ツール”です。
例えば、汚れが付着してから「落ちなくなるまでの時間」を少しだけ延ばしてくれる。
その「少しの猶予」を活かして洗車すれば、より効率的に綺麗を保てる。
決して「洗車をサボるための魔法の膜」ではありません。
実例:コーティングしなかった父のレクサスNX
川上の父親の車、レクサスNX(10年目)は新車時に30万円のコーティングを断り、「洗車のみ」で維持しています。
結果:取れない汚れ、ほぼゼロ。
こまめな洗車と、適切な汚れ除去で十分綺麗を保てることが実証されています。
じゃあ、どんな人がコーティングすべき?
次のような人はコーティングをした方が良いです。
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洗車後の拭き上げをラクにしたい人
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油汚れや水ジミを落としやすくしたい人
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普段からこまめに洗車できている人
つまり、基本を押さえた上で“もっと快適にしたい”人向けなんです。
最後に:失敗しないコーティングの選び方
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まずは基本を押さえる(洗車&汚れ落とし)
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それでも足りない部分を補助する目的でコーティング
この順番を守れば、失敗しないし、お金も無駄になりません。
まとめ:車を綺麗に保つための鉄則
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コーティングは“必須”ではない
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やるべきは以下の2つだけ
✅ こまめに洗車(手洗いでも機械でもOK)
✅ 落ちない汚れ(水垢・油汚れ・鉄粉など)を定期的に除去
これを習慣にすれば、コーティングの有無に関係なく綺麗な車は保てます。
そして必要であれば、補助としてコーティングを活用する。
これが本当に失敗しない車の綺麗の保ち方です。