屋外駐車なのに水垢ほぼゼロ。それでも塗装がザラザラした理由|A06×リアクリーン

屋外駐車なのに水垢ほぼゼロ。それでも塗装がザラザラした理由|A06×リアクリーン

「水垢をきちんと落としていれば、塗装はきれいな状態を維持できる」

そう思われている方も多いかもしれません。

もちろん、水垢を定期的に除去することは非常に大切です。ただ、水垢がない=塗装表面に余計なものが何も残っていない、とは限りません。

今回入庫したハリアーは、そのことがとても分かりやすい一台でした。

「火山灰をかぶってから、塗装がザラザラする」

今回のハリアーは、昨年11月に一度ワックスウォッシュで洗車をした車両です。

先月、火山灰をかぶったあとから塗装表面のザラつきが気になるとのことで、ご入庫いただきました。

最初は火山灰や鉄粉などの付着が原因なのではないかと考えていました。

ところが、実際に車両を確認して最初に感じたのは、ザラつきよりもむしろ、

「ものすごくきれいだな」

洗車前なのに、細部まで水垢がほとんどない

ボディ全体だけではありません。細部まで確認してみました。

メッキ部分には、水シミがほぼありません。

普通であればかなり水垢が残りやすいミラーの裏側にも、水垢らしい水垢がありません。

さらに、形状が複雑で水分が残りやすいフロントグリルの中まで非常にきれいな状態でした。

ここまで見れば、普段のお手入れの様子が車体から伝わってきます。

オーナー様は、普段からA06を使った水垢除去をかなり徹底して実践されていました。

そして驚くのが、

このハリアー、なんと屋外駐車です。

屋外駐車でありながら、ここまで水垢を抑えた状態を維持できている。

むしろ今回の車両は、A06を定期的に正しく使うことで、ここまで水垢の付着を抑えられるという非常に分かりやすい例だと思います。

ところが、塗装表面はザラザラしている

見た目は非常にきれい。

水垢もほとんどない。

確認した限りでは、鉄粉の付着もそれほど多くありませんでした。

それでも洗車後、乾いたクロスを塗装表面に滑らせてみると、明らかに滑りが悪い。

クロスが塗装に引っかかるような感触があります。

つまり、今回のザラつきには水垢とは別の原因があると考えました。

そこで、いつものようにA06で水垢を除去したあと、ReaClean(リアクリーン)を使用して塗装表面をクリーニングしていきます。

リアクリーンを使うと、クロスが真っ黒に

リアクリーンを使用した結果がこちらです。

白いクロスが、かなり黒くなりました。

そして、それまでザラザラしてクロスが引っかかっていた塗装表面も、リアクリーン施工後はスッとクロスが滑る状態になりました。

では、水垢がほとんどなかったにもかかわらず、一体何が残っていたのでしょうか。

オーナー様に普段のお手入れを伺うと、

A06で水垢を落とす → 簡易コーティングを施工する

というメンテナンスを、こまめに行われていたそうです。

黒くなったものすべてが簡易コーティング由来だと断定することはできませんが、今回の状態を見る限り、A06では除去しきれない油性の汚れや劣化した簡易コーティングなどが少しずつ塗装表面に残り、地層のように積み重なっていた可能性が考えられます。

A06か、リアクリーンか、ではありません

ここは今回、最もお伝えしたい部分です。

A06とリアクリーンは、どちらか一方を使えばいいという商品ではありません。役割が違います。

A06は、水垢や水シミを除去するために使用します。

一方、リアクリーンは、A06だけでは取りきれない油性汚れや古くなった簡易コーティングなどを除去し、塗装表面を一度リセットするために使用します。

今回のハリアーは、A06がしっかり機能しているからこそ水垢がほとんどありませんでした。

しかし、水垢がないことと、塗装表面が完全にリセットされていることは別の話です。

だからこそ、A06を普段からしっかり使っている方にも、定期的なリアクリーンをおすすめしています。

コーティングは「汚れを落とすもの」ではない

洗車でよくある勘違いの一つが、

「コーティングを施工すれば車がきれいになる」

というものです。

コーティングは、基本的に汚れを落とすためのものではありません。

本来は、きれいに整えた塗装表面に施工する最後の仕上げです。

汚れや劣化した簡易コーティングが残った状態で、その上から新しいコーティングを何度も塗り重ねても、塗装そのものがきれいになっているわけではありません。

化粧に例えるなら、きちんと肌を整えず、その上から何度もファンデーションを重ねていくようなものです。

大切なのは、「塗る」ことだけではなく、ときどき「落としてリセットする」こと。

リアクリーンを使う頻度の目安

ワックスウォッシュでは、リアクリーンを使った塗装のリフレッシュを次の頻度でおすすめしています。

  • 屋外駐車:3ヶ月に1回程度
  • 屋根あり・ガレージ保管:3ヶ月〜半年に1回程度

もちろん駐車環境や洗車頻度、使用している簡易コーティングによって状態は変わるため、あくまで一つの目安です。

「しっかりクリーニングするほどではないけれど、古くなった簡易コーティングを一度リセットしたい」という場合には、洗車後の濡れたボディに少量のリアクリーンを使用する湿式施工でも構いません。

簡易コーティングをよく使う人ほど「リセット」を

簡易コーティングは、手軽に艶や撥水を与えられる非常に便利な商品です。

しかし、

塗る → 塗る → 塗る

だけを繰り返すのではなく、

塗る → 塗る → リセットする → また塗る

というメンテナンスを、ときどき取り入れてみてください。

今回のハリアーのように、

水垢がない。
艶もある。
見た目も非常にきれい。

それでも、塗装表面に余計なものが残っていることがあります。

最近クロスの滑りが悪くなった。以前より塗装がザラつく。簡易コーティングを何度も重ねている。A06は使っているけれど、リアクリーンはしばらく使っていない。

そんな方は、次のコーティングを施工する前に、一度リアクリーンで塗装をリセットしてみてください。

きれいな塗装状態を長く維持するためには、

「何を塗るか」と同じくらい、「何を落とすか」が大切です。

これが、今回のハリアーを施工して改めて感じたワックスウォッシュの見解です。

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