A06は使いすぎると悪い?よくある3つの誤解にお答えします

A06は使いすぎると悪い?よくある3つの誤解にお答えします

こんにちは。WaxWashの川上です。

最近SNSやYouTubeで、酸性ケミカル(A06のような水垢除去剤)に対する批判的な意見を目にすることが増えてきました。「使いすぎると車に悪い」「洗浄力が強すぎる」「ワックスやコーティングが取れてしまう」といった内容です。

今日は、こうした疑問・不安について、僕なりの見解をお伝えしたいと思います。

① 使いすぎると悪いのか?

結論から言うと、使いすぎて悪いことはありません。むしろ、僕がこれまで見てきた車で状態が悪くなっている原因のほとんどは「A06のような水垢除去剤を使ってこなかった結果」です。水垢が蓄積して、塗装がザラザラになったり白っぽくなったりしています。

A06は水垢を分解して除去するものですが、これは塗装面ごと溶かしているわけではありません。塗装の上に乗っている水垢だけに反応して分解し、水垢がなければそのまま何も起きずに蒸発します。この仕組みは、製造元に長年直接確認してきた内容です。

逆に使いすぎると悪いのは研磨剤(コンパウンドなどの磨き系)です。研磨は塗装そのものを削って土台ごと引き剥がすことで綺麗にするので、繰り返すほど塗装が薄くなり、傷や汚れがつきやすくなります。「削りすぎより削らなさすぎのほうがいい」というのはこちらの話であって、A06のような水垢除去剤には当てはまりません。

② 洗浄力が強すぎるのか?

「洗浄力が強すぎる」という指摘もよく見かけますが、そもそも「適正な強さ」とは何かを明確に答えられる人はほとんどいません。

実際、A06より「マイルド」とされる水垢除去剤を試したこともありますが、使った後にA06を使うと水垢の取り残しが大量に出てきました。これは洗浄力が「適正」なのではなく、単純に洗浄力が弱いだけです。

適正な洗浄力とは、塗装面にダメージを与えず、表面の汚れだけをきちんと落とせるもののことです。A06は塗装面自体を傷つけない仕組みなので、その意味でこれは適正な洗浄力だと考えています。

③ ワックスやコーティングが取れてしまうのか?

高いワックスやコーティングが取れてしまうのはもったいない、という気持ちはよくわかります。

まずワックスについてですが、ワックスは油分ベースの保護剤なので、A06ではほとんど落ちません。ただし、界面活性剤が含まれるタイプの水垢除去剤だと、ワックスも一緒に落ちてしまうことがあるので注意が必要です。A06自体には界面活性剤がほとんど入っていないため、ワックスの上に乗った水垢だけを落とすことができます。

コーティングについても、最近の純粋なガラスコーティングであれば、A06で完全に落ちてしまうケースは多くありません。ただし製品によって差があるので、まずは目立たない場所でテストしていただくのが確実です。

もし試してみて、お使いのコーティングがA06で落ちてしまうようであれば、そのケミカルの使用を控えるのも一つの判断です。

ただ、ここで一つお伝えしたいのは、コーティングは塗装面をラップのように隙間なく覆っているわけではないということです。実際には粒のような形で塗装面に乗っているだけで、その隙間から汚れは直接塗装面に触れています。つまりコーティングをした後も、汚れを放置すれば塗装はダメージを受けてしまいます。

コーティングは、いわば犠牲被膜として汚れを引き受けてくれる存在です。その上に汚れが乗っているのであれば、コーティングごと落としてしまう方が、結果的に車を守ることになります。

コーティングは、たとえ数十万円かけたものであっても、もう一度施工すればほぼ同じ仕上がりに戻すことができます。一方で塗装自体がダメージを受けてしまうと、再塗装するしかなく、元の質感とは変わってしまいます。取り返しがつかないのは、コーティングよりも塗装面の方です。

まとめ

コーティングを大切に扱いたいという気持ちから、A06のようなケミカルの使用を控えてしまう方も多いのですが、実際に車の状態が悪くなっているケースのほとんどは、水垢除去剤を「使わなすぎた」ことが原因です。

不安に思う点があれば、いつでもお気軽にご質問ください。

WaxWash 川上

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