洗車はケミカルを使う順番で仕上がりが変わる|A06→リアクリーンが基本の理由

洗車はケミカルを使う順番で仕上がりが変わる|A06→リアクリーンが基本の理由

洗車では「どのケミカルを使うか」だけでなく、どの順番で使うかがとても重要です。

同じケミカルを使っていても、順番が違うだけで汚れの落ち方や最終的な仕上がりが変わります。

基本の順番

水垢を落とす → 油汚れ・くすみを落とす

ワックスウォッシュの商品でいえば、A06 → リアクリーンの順番です。

なぜA06を先に使うのか

車の塗装面に付着する汚れは、大きく分けると次の2種類です。

  • 水垢などの無機汚れ
  • 油汚れや塗装面のくすみ

汚れた車では、塗装面の上に油汚れやくすみがあり、その上を水垢の膜が覆っていることがあります。

この状態で先にリアクリーンのようなクリーナーを使っても、水垢の膜に邪魔され、本来きれいにしたい塗装面へ十分に作用しません。そのため、液剤や力を使っているのに、仕上がりが整いにくくなります。

先にA06などで水垢を取り除けば、リアクリーンを塗装面へ直接効かせやすくなります。少ない液剤と力で作業しやすくなり、仕上がりも整いやすくなります。

大切なのは商品名ではなく「機能の順番」

A06やリアクリーンを必ず使わなければならない、という意味ではありません。

すでに同じような機能を持つ商品をお持ちであれば、新しく買い直す必要はありません。大切なのは、水垢を落とした後に、油汚れやくすみを落とすという順番を守ることです。

例外は「油汚れ → 水垢 → 油汚れ」

まれに、水垢の上へワックスや油汚れが重なっている車があります。

A06を使ったときにタオルが明らかに滑らず、作業しにくい場合は、表面の油汚れが邪魔をしている可能性があります。その場合は、次の順番で作業します。

  1. リアクリーンを軽く施工して、表面の油汚れを落とす
  2. A06を施工して、水垢を落とす
  3. 最後にリアクリーンをしっかり施工して、塗装面のくすみや油汚れを整える

ポイント:最初のリアクリーンは、水垢の上にある油汚れを落とすための作業なので、軽く塗り広げて拭く程度で構いません。最後のリアクリーンは、塗装面を整えるためにしっかり施工します。

鉄粉除去を水垢落としより先に行う理由

作業効率だけを考えると、水垢と油汚れを落としてから鉄粉除去を行う方法もあります。

ただし、鉄粉除去では塗装面を何度か拭く工程が入るため、擦る回数が増えるほど傷が入るリスクも高くなります。

ワックスウォッシュの徹底洗車では、水垢の膜が残っている状態のほうが鉄粉除去時の擦れによる傷を抑えやすいと考え、必要な場合は鉄粉除去 → 水垢落とし → 油汚れ・くすみ落としの順番で作業しています。

ケミカルを使う基本の順番

  1. 鉄粉除去(必要な場合)
  2. 水垢落とし(A06など)
  3. 油汚れ・くすみ落とし(リアクリーンなど)

見た目だけでは汚れの重なり方を判断できないこともあります。まずは基本の順番で作業し、タオルが滑らないなど明らかに作業しにくい場合は、表面の油汚れを先に軽く落としてみてください。

まとめ

洗車の仕上がりを良くするために大切なのは、強いケミカルをたくさん使うことではありません。汚れが重なっている順番に合わせて、一層ずつ落としていくことです。

基本は、A06で水垢を落とし、その後にリアクリーンで油汚れやくすみを整える。この順番を意識するだけで、ケミカルを効率よく働かせやすくなります。動画では図を使って、汚れの重なり方と施工順を詳しく解説しています。


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