固まって取れないコーティングのムラを優しく落とす方法をプロが解説。

固まって取れないコーティングのムラを優しく落とす方法をプロが解説。

こんにちは、ワックスウォッシュの川上です。

先日、納車時に「固まるガラスコーティング」を施工された状態で入庫いただいたお車があったのですが、部分的にコーティングを拭き残してしまっている箇所がありました。今回はその修正の様子をもとに、硬化系コーティングの拭き残し・ムラを自分でリカバリーする方法をお伝えします。作業の様子は上の動画で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

スポンジでは落ちません。でも、いきなり研磨はしないでください

硬化系(固まる)コーティングを拭き残してしまうと、スポンジでこすっても落ちません。基本的には研磨剤を使った修正になるのですが、ここで注意が必要です。

傷取り用の研磨剤や、水垢落としシャンプーに含まれる粗い粒子の研磨剤を使うと、ムラ自体は落ちても、それ以上にこすり傷・修正傷が入ってしまい、その部分だけ艶がなくなるリスクがあります。

ですので、粗い研磨剤を使うのはあくまで最終手段。その前に試していただきたいものが2つあります。

まず試してほしい2つの方法

① 水垢除去剤

ムラの部分に塗り込んでみてください。これで落ちればラッキー、くらいの気持ちで大丈夫です。

ただ、2026年現在、水垢除去剤で落ちるコーティングはかなり少なくなってきました。先日のお車も、水垢除去剤では全く落とせませんでした。これはコーティング後に水垢が付くことを想定して、耐薬品性・耐ケミカル性を高く作ってあるためです。性能としては素晴らしいのですが、その分リカバリーはしづらくなります。

② リアクリーン

通常の使い方とは少し変えて、ムラの出ている部分に「優しく」塗り込んでください。ムラを取る程度であれば少量で十分です。軽く絞ったタオルにリアクリーンを少量つけて、優しく塗り込み、拭き上げます。

これで99%以上の拭き残しは落とせます。何より、ボディに深刻なダメージを与えずにムラだけを落とせるのが大きなポイントです。

これでも落ちない場合は、機械で磨いて削るしかありません。その際は無理をせず、専門店にご相談ください。

そもそも拭き残さないための3つのポイント

自分で硬化系コーティングを施工するなら、失敗しないための心構えも知っておいてほしいです。拭き残しが起きる一番の原因は「用意するタオルの枚数が少ない」こと。市販のスプレーコーティングだと「2枚で拭いてください」とあったりしますが、私がコーティング専門店にいた頃、1台を2枚で拭き上げることはまずありませんでした。最低でも5〜10枚は使っていました。

ポイント1:最低3回、別々のタオルで拭く

コーティングを塗ったら、1回目の拭き取り用・2回目・仕上げ用と、別々のタオルで最低3回拭き上げてください。

ポイント2:最初のタオルをこまめに替える

特に大事なのが、最初の拭き取りタオルです。同じタオルでパネルを何枚も拭いていくと、タオルにコーティング剤が溜まり、だんだん拭き取れなくなります。1〜2パネルごとに新しいものへ替えてください。

ポイント3:安いタオルで構わないので大量に

拭き取りに高級なタオルは要りません。コストコの黄色い36枚入りや、コメリの大容量タオルで十分です。色分けされているものだと管理もしやすいです。

最後にもう一つ。拭き取るときは、塗った箇所だけでなく少し広めに拭き上げると、ムラが残りにくくなります。

まとめ

硬化系コーティングの拭き残し・ムラは、いきなり研磨せず、まず水垢除去剤、次にリアクリーンの順で試してみてください。そして、そもそも拭き残さないために、タオルは多めに用意してこまめに替える。これだけで仕上がりが大きく変わります。

今回の内容で分からないことがあれば、お気軽にご質問ください。

WaxWash 川上

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