【洗車では直せない】放置で起こる3つの致命的ダメージ

【洗車では直せない】放置で起こる3つの致命的ダメージ

こんにちは、ワックスウォッシュの川上です。
今回は「洗車では解決できないダメージ3選。こうなったら諦めろ…」というテーマでお話しします。

普段から「こまめな洗車が大事」「定期的な汚れ落としが必要」とお伝えしていますが、
では逆に“洗車をサボる”とどうなるのでしょうか?
その“末路”を3つの実例でご紹介します。


●1. クレーターダメージ(落ちない水垢)

水垢を放置すると、表面がえぐれたように輪っか状の跡が残ります。
これはA06のような強力な水垢除去剤でも落とせない状態で、すでにクレーターダメージになっています。

黒い車ほど目立ち、短ければわずか1週間の放置で発生します。

原因
落とせる段階の水垢を放置したことが原因。
一度固着すると、もう「汚れ」ではなく「塗装のえぐれ」です。

対策
●月1回は必ず洗車または水垢除去
●ボンネット・屋根・トランクなど水が溜まりやすい部分を重点的にケア
●A06などのスケール除去剤で定期的にリセット

一度クレーターダメージになってしまうと、
再塗装やポリッシャーで塗装を削るしか改善できません。


●2. チョーキング現象(塗装の粉吹き・色落ち)

古いガードレールを触ると白く粉がつくように、
車の塗装も劣化するとタオルに色がつくようになります。
これはチョーキング現象と呼ばれるもので、紫外線やケア不足が主な原因です。

特に、クリア塗装がされていない一部のホンダ車などでは起こりやすい現象です。

原因
●紫外線による酸化・熱ダメージ
●汚れや水垢の放置による表面劣化
●メンテナンス不足

対策
●リアクリーンなどのクリーナーで表面をなめらかに維持
●ガレージ・カーポート・カーカバーで紫外線を遮断
●ガラス系コーティングで塗装を保護

初期段階でケアを始めれば、進行を遅らせることは可能です。
ただし、完全に治すには磨きや再塗装が必要になります。


●3. クリア剥げ(塗装の寿命)

塗装の表面がペリペリと剥がれてくる現象。
「クリア剥げ」は一度起きると洗車では完全に修復できません

原因
●長年の紫外線による経年劣化
●過度な磨きや強すぎる除去作業
●汚れの放置による化学的ダメージ

クリア層は限りがあり、
強い研磨やケミカル処理を繰り返すほど薄くなり、
最終的には剥がれてしまいます。

対策
●定期的な汚れ落とし・保護ケアで塗装を新鮮に保つ
●紫外線対策(屋根・カーカバー・日陰駐車)
●進行後は艶出しコーティングで目立たなくする

見た目の改善には限界がありますが、
FTWなどの艶感補助コーティングを使えば一時的にごまかすことは可能です。


洗車は“汚れを落とす行為”ではなく、“塗装を守る行為”

今回紹介した3つのダメージは、どれも洗車では直せません。
しかし、こまめな洗車と定期的な水垢落としで進行を遅らせることはできます。

5年で起こるダメージを7年・10年に延ばすことができる。
それが正しいケアの力です。

「面倒だけど、今日は洗っておこうかな」
そんな気持ちになれたら、それが一番の防止策です。


【まとめ】

●放置した水垢はクレーター化して塗装を侵食する
●紫外線と汚れの放置がチョーキングの原因
●クリア剥げは再塗装しか根本解決にならない

こまめな洗車と正しいケアで、愛車の塗装を長く美しく守りましょう。

ブログに戻る