こんにちは、ワックスウォッシュの川上です。
今回は「ヘッドライトのメンテナンス方法」と「人気の洗浄剤の意外な落とし穴」についてお話しします。YouTubeやネットで「ヘッドライト 黄ばみ落とし」と検索すると、洗剤で溶かして落とす方法が意外とメジャーに出てきます。
でも実は、僕たちのようなコーティング屋・洗車屋で、黄ばみ落としに洗剤を使う人はほとんどいません。
じゃあ何を使うのか。ほとんどが「研磨除去」です。表面の黄ばんだ部分を削り落としてきれいにする、という方法ですね。
なぜプロは洗剤を使わないのか
一言で言うと、リスクが高いからです。
ヘッドライトの黄ばみ落としというのは、要するに強いアルカリ洗浄剤で表面の黄ばみを溶かしている、ということ。これ、実際にやってみると問題点がいくつも見えてきます。
- ▶ヘッドライトだけにかけるのが、すごく難しい
- ▶ボディに飛んだアルカリ洗浄剤が、シミになることも(うちの代車で実際になりました)
- ▶黄ばみが取れたように見えて、実は再発しやすい
いちばん怖いのは「再発」です
毎回の洗車でかけ続ければ、黄ばみ自体は落ちます。でもその代わり、動画でご覧いただいたように毎回真っ白になってしまう。
実はヘッドライトは、くすみが出ると目に見えないほど細かいヒビ(クラック)が入っています。そこに洗剤が入り込むと、クラックがどんどん深く・広く育っていき、最終的には修復不可能になることもあります。
ここまで知っている方は、本当に少ないんです。
だから僕は、デメリットが大きすぎるので個人的にはおすすめしない、という立場を取っています。
では、どう維持すればいいのか
結論はシンプルで、リアクリーンのような研磨粒子入りのクリーナーで、くすみが出た段階でこまめに磨く。これが一番おすすめの方法です。
ヘッドライトが劣化する主な原因は、熱と紫外線。これは基本的に防ぎようがなく、黄ばむこと自体は避けられません。
ただ、大事なポイントがあります。黄ばみはいきなり始まりません。まず白くくすんで、そのくすんだ最表層が黄ばんでいくんです。
だから、白くくすんできた段階でリアクリーンでこまめにクリーニングしてあげる。これを繰り返すことで、「完全に黄ばんで古くなる」のを大きく遅らせることができます。
「ちょっと傷んだらケア」を繰り返す
新車から1〜2年くらい、きれいな状態のうちは、無理に塗り込む必要はありません。でも、表面がちょっと霞んできた、クリア感が薄れてきたな、と見て分かるタイミングがありますよね。
そこで、完全に悪くなる前にケア。「ちょっと傷んだらケア」を繰り返すことで、クリア感を損なわずきれいな状態を保てます。
洗車の専門店やコーティング店が、洗剤ではなく研磨で仕上げるのは、素材そのものへのダメージリスクを考えているから。ぜひ、強い洗剤ではなく、超微粒子でのこまめなメンテナンスを意識してみてください。
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