未塗装樹脂やゴムにクリーナーを使う時の正しい考え方と注意点

未塗装樹脂やゴムにクリーナーを使う時の正しい考え方と注意点

未塗装樹脂やゴムにクリーナーを使う前に知っておきたいこと

車の未塗装樹脂やゴム部分は、時間の経過とともに白っぽくなったり、紫がかって見えてしまうことがあります。こうした時に「クリーナーを使えば綺麗になる」と思う方も多いですが、実は使い方には注意が必要です。今回はそのポイントを整理しました。


改善目的で使用する

⚫︎ 白くなったり、タイヤワックスを塗ってもすぐ白っぽく戻る時など、見た目に不満が出た時に改善のためにクリーナーを使います。
⚫︎ ゴムも同じで、紫色や白っぽさが気になる時に使用するのが基本です。


維持目的では使わない

⚫︎ 新車時の黒々とした状態や、特に不満がない状態では使わないこと。
⚫︎ クリーナーには溶剤や研磨粒子が含まれており、劣化部分を削って綺麗にしています。綺麗な素材に使うと逆にダメージや白ボケの原因になることがあります。
⚫︎ コーティングをしている場合は、クリーナーがコーティングを剥がしてムラを作る恐れがあります。


劣化は避けられない前提で考える

未塗装樹脂やゴムは必ず劣化します。大切なのは「細かく維持し続ける」ことではなく、ある程度劣化してから改善するというスタンスです。
白くなり始めたらクリーナーで整え、その後に保護コーティングを塗るくらいがちょうど良いケアの方法です。


使用時の注意点

⚫︎ 必ず目立たない場所でテストしてから本格使用すること。
⚫︎ タオルは水分多め、クリーナーは少なめからスタート。改善しなければ徐々に水分を減らし、液を増やして調整します。
⚫︎ 強くこすらず「塗り込む」イメージで使用。
⚫︎ タオルに色が付き続けてもやりすぎない。見た目が黒っぽくなった時点で止めることが大切です。


まとめ

⚫︎ クリーナーは改善のために使用する。
⚫︎ 状態が良い樹脂やゴムには使わない。
⚫︎ 維持はスケール除去+保護コーティングが基本。

未塗装樹脂やゴムは「悪くなってから改善する」考え方が正解です。正しい使い方を守って、愛車の見た目を長く保ちましょう。

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