窓ガラスだけは失敗できない——新商品7製品の開発裏側をすべてお話しします

窓ガラスだけは失敗できない——新商品7製品の開発裏側をすべてお話しします

こんにちは。ワックスウォッシュの川上です。

今回は、ワックスウォッシュが現在開発中の製品や発売予定の新商品について、まとめてご紹介します。

なぜこの製品を作ろうと思ったのか。どういう人に使ってほしいのか。
開発の裏側も含めてお話ししていきます。

▼ 動画でもお話ししています

発売確定している製品

まず、発売が確定している2製品からご紹介します。

車内用洗剤

外側を綺麗にしたら、今度は中も綺麗にしたい。
そう思いますよね。

僕は今まで色々な車内用洗剤を使ってきましたが、ずっと感じていたのは「効果とリスクのバランスがアンバランスな製品が多い」ということでした。

匂いはいいけど、落としたい汚れが落ちない。
安全そうに見える水みたいな成分の洗浄剤を革シートに使ったら、シミになった。色が落ちた。
つまり「リスクはないけど汚れも落ちない」か、「落ちるけどダメージもある」か——このどちらかに偏っている製品がほとんどなんです。

これは、アルカリ除去剤(リアクリーン)を開発した時に感じた構造と同じです。

洗浄力とリスクのバランスが取れた車内用洗剤——これをずっと開発してきて、現在は最終調整段階に入っています。

デリケートな素材でもテスト済み

テストでは、アルカンターラ、モケット、レザー、合皮など、比較的デリケートとされる車内の素材にガシガシ使いまくっています。

特に弱いとされるジャガーの革シートも取り寄せてテストしましたが、シミになったり変色したりは一切ありません。

価格もできるだけ抑えて出したいと思っています。おそらく来月には発売できる見込みです。

こんな場面で使ってほしい

子供の食べこぼし。ダッシュボードのベタつき。そしてステアリング。

ステアリングって、なぜか知らないうちに皮脂汚れがついていて、たまに車内用洗剤で拭き上げるとギュッギュッとグリップが戻ってきて、かなりスッキリします。

外側のスケール除去と同じように、車内の拭き掃除もぜひ「ルーティン」にしていただきたい
そのための製品です。

油膜除去剤

油膜除去剤は世の中にいくらでもあります。
正直、僕もわざわざ作る必要はないかなと思っていました。

でも、考えが変わったきっかけがあります。

DIYで「絶対に失敗してはいけない場所」は窓ガラス

僕は洗車に関する質問に、誇張抜きで2万件以上答えてきました。

その中で「もうどうしようもありません」という深刻なダメージ報告が多いのが、実はボディではなく窓ガラスです。

皆さんが想像しがちな「ボディに酸性ケミカルで失敗した」というケースは、実はほとんどありません。窓ガラスに酸性ケミカルがついてしまった場合も、ガラス用の研磨剤で磨けば大体消えます。

問題は、「よく落ちる」「鱗も一瞬で」という研磨系の油膜落としです。

「よく落ちる」の裏側にあるリスク

早く・簡単に落ちる油膜落としは、研磨粒子が硬かったり荒かったりするものが多い。
そうでなければ、あれだけ早く簡単に落とすのは難しいと思います。

その結果、知らないうちにガラスに傷が入ってしまう。
西日に照らされた時にギラギラする。チリチリした線が見える——
こうなった場合、DIYでの修復はほぼ不可能です。

理由は2つあります。

1つ目は、傷を正確に見える環境でなければ修正ができないこと。
2つ目は、ガラスは塗装面に比べてかなり硬く、磨くのに専用の技術と道具が必要なこと。
それだけで何万円もかかりますし、環境も用意しないといけません。

だからこそ、洗車をDIYでやる人が絶対に傷をつけてはいけない場所は窓ガラスだと僕は思っています。

「極限レベルまで傷を入れない」油膜除去剤

そこで僕が作りたかったのは、極限レベルまで窓ガラスに傷を入れない油膜除去剤です。

仮にボディに触れて拭いたとしても、ゴリゴリな傷が入らないレベルの、とても優しい研磨剤。
それでいて、油膜や古いガラスコーティングをしっかり落とせる。
内窓に使っても問題ないレベルの安全性です。

あんまり売れないかもしれません。
でも、「絶対に失敗したくない」という層が確実にいることを、僕は洗車動画を通じて知りました。

油膜についてひとつ補足

油膜と鱗(ウロコ)は別物だと思われがちですが、油膜は油分100%ではありません。
油分を含んだ水垢です。

仮に油分100%であれば、アルコール等で普通に拭くだけで落ちるはずですよね。
でも落ちない。それは水垢だからです。

だから「よく落ちる油膜落とし」は、頑固な水垢も軽い水垢もこれで一瞬——という理屈の製品で、その実態は硬い研磨粒子が多く含まれているものが多い。結果として傷が入りやすい、または入ってしまうリスクがある。

この構造を理解していただくと、なぜ「優しい油膜除去剤」が必要なのかが見えてくると思います。

特に使ってほしいのは「内窓」

僕は内窓の汚れの研究を去年の11月から始めて、約2ヶ月で結論にたどり着きました。

内窓の拭き筋や曇りやすさの原因は、油膜です。
内窓につく油膜は、油膜除去剤で落とさない限り、絶対に落ちません。

一度リセットしていただくとかなり拭きやすくなります。
そして内窓は、撥水よりも親水状態の方が意外とすごく見やすいという実感があります。

気になる方は、ぜひ試していただけたらと思います。

現在開発中の製品

続いて、開発中の製品をご紹介します。
発売時期が未定のものも含まれますが、今の進捗を正直にお伝えします。

洗車スポンジ

洗車スポンジって、洗うのが早いんです。
初心者の方もプロの方も、パパッと洗えて作業がスムーズに進む。
そういう「扱いやすい洗車スポンジ」があってもいいんじゃないかということで、今開発中です。

ウレタンの加工工場と直接やり取りをして、約2,000種類の素材から3種類まで絞り込みました。
現在はサイズの調整段階です。

ただ正直にお伝えすると、僕のこだわりが強すぎて工場さんに「ついていけない」と言われる可能性があります。頓挫するかもしれません。

でも、やるならめちゃくちゃこだわって作りたい。
発売時期は未定ですが、進捗があればお知らせします。

QD(簡易洗浄スプレー)

これはコーティング剤ではありません。

酸性ケミカルが使えない、または使うのが怖い。でも何かしたい。
そういう方のための簡易的な汚れ落としスプレーです。

去年の5月から開発していて、酸性でもなく研磨粒子でもない方向性で作っています。

たとえばディーラーコーティングを施工したけど水垢除去剤は使えない車。
あるいはリアクリーンやA06を使うのが怖いけど、何かしたいという方。

使い方は、洗車後に固く絞ったタオルにスプレーして拭くだけ。
排水性が明らかに変わりますし、塗装のトーンも明るくなります。

窓ガラスにも使えます。研磨粒子を含んでいないので、コーティングを落とさずに表面の上積みの汚れだけ落とせます。

まだ検証したいことがあるので発売時期は未定ですが、リアクリーンやA06への「一歩手前」の選択肢になれればと思っています。

シーラント(保護特化型コーティング)

撥水とか艶とか、正直どうでもいい。
ボディを保護することだけに特化したシーラントが欲しい——
そういう声にお応えする製品です。

研磨剤を含まず、リアクリーンやA06で下処理した後の保護剤として使える設計を目指しています。
ワックスや簡易コーティングとの組み合わせも想定しています。

簡易コーティング(リアプラスの上位版)

現在のリアプラスは安全性と施工性に特化した設計です。

そこに対して「もう少し水弾きが強いものが欲しい」という声をいただいています。
水弾きの強さと施工のしやすさ、このバランスの取れた簡易コーティングを現在開発中です。

ピッチタール除去剤

白い車で特に多い、ピッチ・タールの汚れ。
リアクリーンでも落とせますが、もっとスピーディに処理できる専用品です。

ピッチタール除去剤は有機溶剤なので、できるだけボディに対して安定性の高いものを選んで仕入れ・販売する予定です。こちらは発売の見込みが立っています。

最後に

以上、全7製品のご紹介でした。

車内用洗剤と油膜除去剤は近日中に発売できると思います。
それ以外の製品も、進捗があればメルマガやLINEでお知らせしていきます。

「こういう製品を作ってほしい」「こんなものはありますか?」など、ご要望がありましたらお問い合わせからお気軽にご連絡ください。できそうであれば開発に着手したいと思っています。

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