ナンバープレートの正しい洗車方法|塗装を守りながら綺麗にする4ステップ
ナンバープレートの洗車、気にしたことはありますか?
ボディやホイールは丁寧に洗っていても、ナンバープレートはなんとなくで済ませている方が多いのではないでしょうか。
実はナンバープレートの塗装は、ボディの塗装と比べて圧倒的に薄くて弱いです。
薄いからこそ、汚れが染み込みやすく、一度染み込むと驚くほど落ちづらくなります。
今回は、普段の現場で実際にやっているナンバープレートの洗浄方法と、その考え方についてまとめました。
ナンバープレートのケアで一番大事なこと
ナンバープレートのケアの大原則は、たった一つ。
「限りある塗装を、できるだけ削らない。削る行為をできるだけ遅らせる」
ボディと同じ感覚で研磨系のクリーナーを気軽に使ってしまうと、もともと薄い塗装がさらに弱くなり、汚れがどんどん染み込みやすくなる悪循環に入ります。
だからこそ、弱いケミカルから順番に試していくのが鉄則です。
ステップ①:アルカリ洗浄(ホドヨク)
まずは弱アルカリ性の洗浄剤で、スポンジやブラシを使ってサッと洗います。
洗車の流れで、ホイールを洗った後にナンバープレートも一緒に洗ってしまうのが効率的です。車全体に水をかける前にやってしまうと、スムーズに進みます。
ナンバープレートの塗装がまだ生きていれば、垂れた筋状の汚れや軽い虫汚れはこれだけで十分落ちます。
ここで落ちない頑固な汚れがあっても、無理に時間をかけなくて大丈夫です。次のステップで対処しましょう。
ステップ②:酸性ケミカル(A06)
アルカリ洗浄で落ちなかった虫汚れに対して使います。
固着した虫汚れは、実は水垢と似たような性質を持っています。そのため、水垢に効くA06が虫汚れにも効果的です。
使い方は簡単で、A06を含ませて固く絞ったタオルでナンバープレートを拭くだけ。
ボディの水垢除去で使い終わったタオルを捨てる前に、ついでにナンバープレートを拭いてあげるだけでもOKです。
ステップ③:リアクリーンゼロ
ステップ①②で落ちなかった汚れやくすみに対して使います。
ホドヨクのようなアルカリ洗浄は、主に塗装表面についた汚れを落とします。一方、リアクリーンゼロは塗装のもう少し内側、上澄みの部分にまでアプローチできます。
研磨剤が入っていないので、塗装への負担を抑えながら、垂れジミやくすみを改善できるのがポイントです。
ステップ④:リアクリーン(最終手段)
ここまでやっても綺麗にならない場合は、塗装がかなり劣化している状態です。
濡れたタオルで拭くだけでも色がつくような状態かもしれません。リアクリーンを使うとさらに色がつきますが、これは荒れた塗装表面を整えている証拠です。
ただし、色がつかなくなるまでやり続けてはいけません。
ずっと出続けるので、ある程度スッキリした段階で止めてください。
リアクリーンを使う頻度も、できるだけ少なくが理想です。毎回の洗車で使うものではなく、本当に必要な時だけの最終手段として考えてください。
仕上げは「硬化型コーティング」が最適
ここが面白いところなのですが、ボディにはワックスや簡易コーティングをおすすめすることが多い一方で、ナンバープレートに関しては逆です。
ナンバープレートは、車体の中で唯一、硬化型コーティングが合っているパーツです。
理由はシンプルで、元々の塗膜がかなり薄くて脆弱だから。本当はクリアコートを吹き直したいくらいなのですが、それはできないので、代わりに硬化型コーティングで塗装を保護するというイメージです。
瓶に入っている施工性の良い硬化型コーティングを塗って拭き上げるだけで、汚れの染み込みを防ぎ、ツヤのある状態を長く維持できます。
劣化がひどい場合は、塗り込んだまま拭き上げずに残すというやり方もアリです。ムラが出ないように塗れれば、ツヤツヤの状態がかなり長持ちします。万が一虹色になってしまっても、リアクリーンでリセットできるので心配いりません。
まとめ
ナンバープレートの洗浄で覚えておくことは3つだけです。
① 弱いケミカルから順番に使う
② 研磨系は最後の手段
③ 仕上げは硬化型コーティング
ボディと同じ感覚でケアすると塗装を傷めてしまうのがナンバープレートです。「薄くて弱い」という特性を理解した上で、適切な順番でケアしてあげてください。
動画で詳しく解説しています。
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