リアクリーンは超微粒子で塗装表面の薄膜汚れを優しく落とすボディ用クリーナーです。非常に優秀な製品ですが、万能ではありません。
素材や状況によっては、リアクリーンが逆効果になってしまうケースがあります。
この記事では「リアクリーンを使ってはいけない素材・使用を控えた方がいい素材」を4つまとめました。すでにリアクリーンをお使いの方は、トラブルを防ぐためにぜひ一度ご確認ください。
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①マット系素材全般
マット塗装のホイールやボディ、マット系フィルムなどには使用NGです。
リアクリーンの中に含まれている超微粒子の研磨剤がマット素材の表面を均してしまい、艶が出てしまいます。マット特有の質感が変わってしまい、一度艶が出ると元に戻すのが非常に難しいです。
マット素材の汚れにはどうする?
マット素材についた油汚れや簡易コーティングを落としたい場合は、研磨剤を含まないクリーナーを使ってください。
- リアクリーンゼロ(研磨剤なし)
- A06・No4(水垢除去のみ)
溶剤系クリーナーでも、マットの質感を削らずに表面の汚れだけを落とせます。
例外:トラブル時にはリアクリーンが唯一の手段になることも
アルカリ洗浄剤でマット素材にシミができてしまった場合、リアクリーンゼロなどの研磨剤なしのクリーナーでは改善効果が見込めません。
この場合はリアクリーンを使わないと改善できません。多少艶が出てしまうリスクはありますが、ムラだらけのまま放置するよりは、リアクリーンで優しく整えた方がはるかにマシです。
マット系のフィルム(ラッピングフィルムなど)も基本的には使用を避けてください。PPFのステルスフィルムについても未検証のため、不安な方は控えた方が安心です。
②窓ガラス
お問い合わせがとても多いですが、窓ガラスへの使用はやめてください。
「リアクリーンは優しいから、ガラスの油膜も傷つけずに落とせるのでは?」というご質問をよくいただきますが、やめた方がいい理由が2つあります。
理由1:コスパが悪い
リアクリーンの粒子はボディ用に設計されています。窓ガラスの油膜は、油を含んだ水垢汚れの層なので、ボディの薄膜汚れとは性質が違います。リアクリーンの微粒子では効率的に落ちず、大量に使わないといけないためコストパフォーマンスが非常に悪いです。
理由2:シリコンオイルが残る(逆に油で汚くなる)
リアクリーンに含まれているシリコンオイルがガラス表面に残り、いつまでもぬるっとした感じが取れにくくなります。
窓ガラスの油膜には、シンプルに窓ガラス専用の油膜落とし剤を使ってください。
※窓ガラスに傷をつけずに油膜を落とせる、超優しい窓ガラス用油膜落としを近々発売予定です。お楽しみに。
③新しい未塗装樹脂・ゴム素材
劣化して白くなった樹脂には、リアクリーンはめちゃくちゃ効きます。 素材自体がかなり復活します。ごまかしではなく、微粒子の研磨で傷んだ表面層を除去することで、素材そのものが綺麗になる仕組みです。
ただし、新しい樹脂やゴム素材に使うと話が変わります。
傷んだ部分がないため、リアクリーンの粒子がムラになったり、白く残って落ちにくくなることがあります。
新しい樹脂・ゴムの管理方法
- A06やナンバー4などの水垢除去剤で拭くだけ管理がおすすめ
- 水垢除去剤を使うのが不安な方は、弱アルカリ性の洗浄剤(ヨクなど) で管理
水垢除去剤は塗って拭くだけなので手軽です。真っ白になってしまった劣化樹脂にはリアクリーンの出番ですが、まだ綺麗な状態の樹脂にはあえて使わないのが正解です。
④コーティングを落としたくない場合
リアクリーンを使うと、コーティングが落ちるリスクがあります。
塗装表面のくすみや汚れを取る過程で、その上に乗っているコーティングも一緒に落ちてしまうからです。
ディーラーやキーパーでコーティングしたばかりで「コーティングは残したいけど汚れだけ落としたい」という場合は、リアクリーンは使わないでください。
コーティング車の汚れにはリアクリーンゼロ
コーティングの上の油分汚れだけを落としたい場合は、研磨剤を含まないリアクリーンゼロの方が安心です。
ただし、リアクリーンゼロもすべてのコーティングに対して安全とは言い切れません。硬化していないタイプのコーティングはワックスでも落ちてしまう可能性があります。
使用する際は、必ず目立たない場所でテストしてから施工してください。
まとめ
| 素材・状況 | リアクリーン | 代わりに使うもの |
|---|---|---|
| マット系素材全般 | NG(艶が出る) | リアクリーンゼロ / A06 / ナンバー4 |
| 窓ガラスの油膜 | NG(コスパ悪・シリコン残り) | 窓ガラス専用油膜落とし |
| 新しい樹脂・ゴム | 非推奨(ムラ・白残り) | A06 / 水垢除去剤 / 弱アルカリ洗浄剤 |
| コーティング維持したい車 | 非推奨(コーティング落ちる) | リアクリーンゼロ(要テスト) |
リアクリーンは「使える場所」と「使えない場所」を知っておくだけで、トラブルを防げます。正しく使えば非常に優秀なクリーナーですので、特性を理解して上手に活用してください。
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