使うと超危険!コーティングを破壊する洗車用品3選

使うと超危険!コーティングを破壊する洗車用品3選

こんにちは。ワックスウォッシュの川上です。

今回は「コーティングを破壊する洗車用品」というテーマでお話ししたいと思います。せっかく高いお金をかけて施工してもらったコーティングが、市販で売っている洗車用品で効果が薄れたり、剥離してしまうのは勿体無いです。

今回は、コーティングに悪影響を与えるリスクの高い洗車用品を3点ご紹介いたします。

1. アルカリ洗浄剤

最も注意が必要な製品です

強アルカリ洗浄剤は、多くのコーティングに影響する可能性が非常に高いです。アルカリ洗浄剤の強力な脱脂作用が、コーティングと塗装の結合部分を破壊し、撥水の低下や艶の消失などの問題を引き起こします。アルカリの作用は、汚れだけに作用する物ではなくコーティングや塗装にまで広範囲に影響を及ぼします。

コーティングだけではなく、塗装そのものが白濁するリスクがあるので要注意。

実際の被害例

  • ガソリンスタンドのコーティング:1年・3年・5年コーティングを全て試しましたが、すべてのコーティングで撥水がなくなり、コーティングの残存が確認できない状態になりました
  • 高級コーティング:20万円、30万円するようなコーティングでも同様にアルカリ洗浄剤で落ちた。(某有名ハイブリットコーティング)

純粋なガラスコーティングは影響が少ない物もありますが

特にハイブリッド系、ポリマー系は高確率で撥水が無くなり艶が消失するので注意。

水垢が気になる場合の対処法

コーティング施工後に水垢がついてしまった場合は、アルカリ洗浄剤ではなく水垢除去剤をお試しください。

おすすめ製品: プロヴァイドのナンバー4(水垢除去剤)

ただし、水垢除去剤の中でも洗剤成分が多いとコーティングにダメージが入ってしまうリスクが高まるため、できるだけ洗剤成分が含まれていない製品を選びましょう。

2. 水垢除去シャンプー

優しそうに見えて実は危険

市販で販売されている水垢除去シャンプーには研磨剤が含まれています。シャンプーという名前から一見優しいイメージがありますが、実際は水垢を研磨剤で削り落としているため、塗装の上に載っているコーティング膜も研磨剤によって削れて、効果が弱まったり剥離してしまうリスクがあります。

使い続ければ使い続けるほど、コーティングの効果を損ないます。

代替案:弱酸性シャンプー

水垢をシャンプーで落とし、なおかつコーティングに影響を与えないためには、弱酸性のシャンプーがおすすめです。

市場には強酸性に近い酸性シャンプーから、pHが中性に近い弱酸性のシャンプーまで様々あります。

おすすめ製品: ナノマジックシャンプー(Ph4で多くのコーティングに使用可能)

3. 研磨粒子入りのクリーナー

効果的だが使い方に注意

研磨粒子を含んだクリーナーは、塗装の内部に入り込んだ汚れを掻き取るために研磨粒子を含んでいます。汚れを掻き取る際に、コーティング粒子やコーティング被膜も一緒に削り落としてしまうリスクがあります。

1回では影響が少なくても、使い続けば確実にコーティングにダメージが入り、いずれコーティングの効果が弱まったり消失してしまいます。

代替案:研磨剤未配合のクリーナー

コーティング施工後に油分を落としたい場合は、研磨剤が含まれていないクリーナーを使うことをおすすめします。

代表例:リアクリーンゼロ(弊社商品)

コーティングを長持ちさせる基本ルール

3つの基本アイテム

コーティングのメンテナンスに最適なのは以下の3つです:

  1. 弱酸性のシャンプー
  2. 弱酸性のクイックディテーラー
  3. 洗剤成分が少ない水垢除去剤

使用順序

  1. まずは弱酸性のシャンプーや弱酸性のクイックディテーラーを試す
  2. それでも問題が解決しない場合に限り、水垢除去剤を使用

注意: 水垢除去剤に関しては、製品によってはコーティングが剥離してしまうリスクがあるため、段階的に試すことが重要です。

まとめ:コーティングを長持ちさせるコツ

コーティングをできるだけ長持ちさせるためには:

  1. コーティング被膜にできるだけダメージを与えないことが第一
  2. コーティングの上についた汚れをできるだけ早期に除去すること

この2点を繰り返すだけで、コーティングを長持ちさせることができます。

日常のメンテナンス方針

  • できるだけ強力な洗浄剤は使用しない
  • 普段からシャンプーでこまめに洗う
  • 軽い洗浄剤だけで綺麗を維持できるようにする

せっかく高いお金をかけて施工したコーティングは、できるだけ長持ちさせたいものです。ただし、コーティングの効果は永遠に続くものではありません。いつかのタイミングで頑固な汚れがつき、それを落とすために洗浄剤を使う必要が出てきます。

そのタイミングまでできるだけ長持ちさせるために、適切な製品選びと正しいメンテナンス方法を心がけましょう。


この記事が皆様のコーティングケアの参考になれば幸いです。ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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